ルーマニア リーガI | 05/12 18:30 | 9 | FCウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ1948 v AFCヘルマンシュタット | - | View |
Uクラヨーヴァ1948(U Craiova 1948)は、ルーマニア・クラヨーヴァを本拠地とするサッカークラブチーム。リーガ1優勝4回、カップ戦優勝6回を誇る古豪。近年は育成を重視し、有望な若手を輩出している。
クラヨーヴァにおけるサッカーの歴史は、クラヨーヴァン・クラヨーヴァ (Craiovan Craiova)とロヴィネ・グリヴィタ・クラヨーヴァ (Rovine Grivita Craiova)が結成された1921年まで遡ることができる。
1940年に両クラブが合併し、FCクラヨーヴァが誕生。1942-43年シーズンにはリーガ1を制したが、第二次世界大戦の最中だったのでルーマニアサッカー連盟は公認しなかった。
1948年、遂に教員と学生の後押しでウニヴェルシタテア・クラヨーヴァが誕生した。
1982-83年シーズンは、クラブ史上最高の成績を収めた。コンスタンティン・オチェット(Constantin Oţet)とニコラエ・イヴァン(Nicolae Ivan)のもと、UEFAカップでルーマニアのクラブとしては初となる準決勝進出を果たした。前シーズンイタリアセリエA2位のフィオレンティーナ、フランスのジロンダン・ボルドー、西ドイツのカイザースラウテルンを下し、準決勝では、過去にUEFAチャンピオンズカップを2度制したポルトガルのベンフィカと対戦した。2戦とも引き分けに終わり、ベンフィカがアウェー戦で得点したため決勝進出を果たせなかった。
イリエ・バラチ、ロディオン・カマタルだけでなくシュテファネスク、クリシャン、ゲオルガウ、ルングといったUEFAカップ1982-83準決勝に出場した選手はクラヨーヴァ・マクシマ(Craiova Maxima)と呼ばれるようになった。
ソリン・カルトゥが監督に就任しルーマニア・カップを制した1991年以降、ディヴィジアAの中位クラスのクラブに成り下がり、かつてのパフォーマンスが見られなくなった。2004-05年シーズン終了後クラブ史上初となる2部降格を味わったものの、1年で1部復帰を果たした。
2011年7月、ルーマニアサッカー連盟はクラブの財政に問題があるとして、一時資格停止処分としたが、2012年5月に追放され、2014年9月に正式に破産宣告を受け、クラブは一度消滅した。2017年にクラブは再結成され、4部リーグへ所属することとなった。