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Wikipedia - ロサンゼルスFC

ロサンゼルス・フットボール・クラブ(英語: Los Angeles Football Club)は、アメリカ合衆国の西部、カリフォルニア州ロサンゼルスをホームタウンとする、アメリカ合衆国およびカナダのプロサッカーリーグ(メジャーリーグサッカー)に2018年に加入のプロサッカークラブである。同じロサンゼルスを本拠地とするロサンゼルス・ギャラクシーとの対戦はエル・トラフィコ (El Tráfico) と呼ばれる。

History

創成期

2014年 - 2017年

2014年10月30日、アメリカ・メジャーリーグサッカーは「ロサンゼルスのフランチャイズ権が2017年に設立される予定のロサンゼルス・フットボール・クラブに与えられた」と公式発表した。3日前にチーヴァス・USAが解散によって、その後釜として新たに設立された。2015年9月15日、それ以前クラブは仮名として使用されていたが、ロサンゼルス・フットボール・クラブ(Los Angeles Football Club)が正式なチーム名になると発表しました。当時のロサンゼルスFCの主たる所有者であるヘンリー・グエンは、「時間に限定されない」ように名前を記述することをクラブが発表された直後に可能性を示唆した。

LAFCは、2017年7月にボブ・ブラッドリーを監督として発表し、ゼネラルディレクターにジョン・ソリントンが加わった。メキシコ代表のMFカルロス・ベラは、2017年8月11日にクラブ初の特別指定選手として契約した。

MLSに参入

2018年

3月4日、LAFCはシアトルのセンチュリーリンク・フィールドでシアトル・サウンダーズFCに1-0の勝利を収め、最初のMLSでの試合をプレーした。カルロス・ベラのアシストから、LAFC指名プレーヤーディエゴ・ロッシが11分に得点した。

3月31日に、LAFCは3-0とリードをしながらもズラタン・イブラヒモビッチのMLSデビュー弾などでLAギャラクシーに4-3と逆転され、MLSで初めて敗戦した。LAFCは、試合中に3-0でリードした後、MLSの試合に負けた2度目のチームとなった。負けはしたが、LAFCはシーズン序盤に6試合のうち4試合勝利し、6試合で12ポイントを獲得した最初のチームになった。

5月22日に、フレンドリーマッチとしてアメリカ代表MFプリシッチを擁するブンデスリーガのボルシア・ドルトムントと対戦し、1-1と引き分けた。

10月6日、LAFCはコロラド・ラピッズに3-0で勝利し、ウェスタン・カンファレンスで3位で終えた。LAFCはMLSの拡張チームにとって最高のレギュラーシーズンを達成し、57ポイントを獲得した。最初のMLSカップのプレーオフに進出したが、11月1日にホームでレアル・ソルトレイクに2-3で敗れた。

2019年

1月31日に、プレシーズンマッチとしてポドルスキやイニエスタ、ビジャらを擁するJリーグのヴィッセル神戸と対戦し、4-1で勝利を収めた。

レギュラーシーズンでは好調を維持し、9月25日に行われたヒューストン・ダイナモ戦で3-2で勝利し、クラブ史上初のサポーターズ・シールド獲得を決めた。

カンファレンス首位チームとして迎えたクラブ史上2回目のMLSカップ・プレーオフは、カンファレンス準決勝でロサンゼルス・ギャラクシーとホームで対戦し、5-3で初めてエル・トラフィコで勝利した。しかし、カンファレンス決勝でシアトル・サウンダーズに1-3で敗れ、クラブ史上初のMLSカップ進出とはならなかった。

2019シーズンの結果、CONCACAFチャンピオンズリーグの出場権を獲得した。ロサンゼルスFCが国際大会に出場するのはクラブ史上初めてである。

2020-

2020年

2020シーズンは、初の国際大会出場シーズンとなる。クラブ初のCONCACAFチャンピオンズリーグの試合の対戦相手はメキシコのクラブ・レオンであった。H&A方式で行われた試合は、敵地での第1戦で0-2と敗北したが、ホームの第2戦で3-0で勝ち、合計スコアを3-2として逆転での勝利を収めた。準々決勝は同じくメキシコのクルス・アスルとの対戦が決定。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、ホームで開催予定だった第1戦が延期となった。

新型コロナウイルスの影響によって延期が続いていたMLSの再開への第一歩として開催されたMLSイズ・バック・トーナメントに参加し、グループリーグはLAギャラクシーを6-2で倒すなど、1勝2分の2位で通過した。その後のノックアウトステージでは、前年のMLSカッププレーオフで敗れたシアトル・サウンダースFCに勝利した。しかし次のオーランド・シティ戦ではPK戦までもつれこむ接戦となったが敗れ、準々決勝敗退となった。

トーナメント開催後に再開されたレギュラーシーズンは9勝8分5敗、ウェスタン・カンファレンス7位の成績で終え、3季連続でのプレーオフ進出となった。得点王にはディエゴ・ロッシが輝き、LAFCはMLS史上初めて同一チームの選手が二年連続で得点王を受賞したチームとなった。

新型コロナウイルスの影響で延期となっていたCONCACAFチャンピオンズリーグは12月に無観客試合でオーランドのエクスプロリア・スタジアムにて集中開催された。準々決勝はメキシコのクルス・アスルに2-1で勝利、準決勝はメキシコのクラブ・アメリカに3-1で勝利し、クラブ史上初の決勝に進出。だが、決勝でメキシコのUANLティグレスに1-2で敗れて準優勝に終わった。

2021年

2021シーズンは7月までは16試合を6勝5分5敗でPO圏内に入っていたが、8月には4連敗を喫した。9月には昨季得点王のディエゴ・ロッシがスュペル・リグのフェネルバフチェへレンタルで移籍し、3連勝をした後に3連敗をするなど安定しない成績が続いてPO進出ラインを行ったり来たりする状況で終盤戦を迎えた。10月は無敗と安定し直したが、その一方でLAギャラクシーやミネソタといったPOを争うチームには勝ちきれず、11月に入って迎えたバンクーバー戦も勝利すれば同勝ち点に並び最終節が得失点差で有利になる状況であったが、結果1-1の引き分けに終わった。迎えた最終節、LAFCはアウェイでのコロラド戦で勝利することが絶対条件(これに加えて他会場の結果が必要であった)となっていたが、2-5で敗れカンファレンス9位となり、チーム史上初めてプレーオフ進出を逃した。
この結果を受け、LAFCはMLS参入初年度から4シーズンの間チームを率いたボブ・ブラッドリー監督と道を違えることとなった。

2022年

MLS参入5年目となるシーズン、新監督にはUSLチャンピオンシップのラスベガス・ライツを率いていたスティーブ・チェルンドロ氏を招聘した。
移籍市場ではエドゥアルド・アトゥエスタをSEパルメイラスに放出した一方で、イリエ・サンチェスや米国代表MFのケリン・アコスタ、さらにカナダ代表GKのマクシム・クレポーや同代表DFのドニール・ヘンリーといった実力選手を獲得した。
夏の移籍市場では一躍注目の的となる。ユヴェントスFCから元イタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニの獲得にとどまらず、現役ウェールズ代表エースFWのガレス・ベイルをレアル・マドリードから獲得した。さらにガボン代表のデニス・ブアンガをASサンテティエンヌから、元スペイン代表のクリスティアン・テージョをレアル・ベティスからそれぞれ獲得した。このように、ここ数年間クラブでは見られなかったアメリカらしい派手な獲得を次々と遂行した。

チームの成績は7月から8月にかけてリーグ7連勝を達成するなど好調を維持してシーズン中盤から首位を独走した。終盤に失速したもののそれまでのリードを守りきってリーグ総合優勝、2019年以来2回目のサポーターズ・シールドに輝いた。

ロサンゼルスFC(Los Angeles Football Club、略称:LAFC)は、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに本拠地を置くサッカークラブである。メジャーリーグサッカー(MLS)に加盟している。

ロサンゼルスFCは、2014年に元米国女子代表のミシェル・アッカーズ=ネグルテと、元アメリカ合衆国男子代表のコービー・ジョーンズによって設立された。2018年にMLSに加盟し、同年3月4日のシアトル・サウンダーズFC戦でデビューを果たした。

ロサンゼルスFCは、本拠地をロサンゼルスのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムとしている。同スタジアムは、ロサンゼルス・チャージャーズとロサンゼルス・ラムズが本拠地としているSoFiスタジアムの隣に位置している。

ロサンゼルスFCは、2019年にMLSカップで優勝を果たした。また、2020年にはCONCACAFチャンピオンズリーグで決勝に進出したが、メキシコのクルブ・アメリカに敗れた。

ロサンゼルスFCの監督は、2020年シーズンからスティーブ・チェルンドロが務めている。チェルンドロは、2017年にシアトル・サウンダーズFCをMLSカップに導いた実績を持つ。

ロサンゼルスFCの主な選手には、メキシコ代表のカルロス・ベラ、ベネズエラ代表のロランド・セハス、ウクライナ代表のマクシム・イリアスコフなどがいる。