フットボール・クラブ・クロトーネ(Football Club Crotone S.r.l.)は、イタリア・カラブリア州クロトーネに本拠地を置くサッカークラブ。2022-23シーズンはセリエCに所属。
1920年代にSSクロトーネ(Società Sportiva Crotona)として設立。第二次世界大戦後にUSクロトーネ(Unione Sportiva Crotone)と名前を変え、長年にわたってセリエCレベルで戦っていたが、1979年に破産し、新たにASクロトーネ(Associazione Sportiva Crotone)としてアマチュアリーグに降格した。1990年代にも経営破綻を繰り返したクラブは、クロトーネに本拠を置く別クラブに歴史を引き継ぐ形で、FCクロトーネ・カルチョ(Football Club Crotone Calcio)に生まれ変わった。
地域リーグから再スタートを切ったクラブは、2000-01シーズンにセリエBに初昇格。ジャン・ピエロ・ガスペリーニが指揮していた時代(2003~2006年)は、ユヴェントスFCと強いパイプを持ち、ユヴェントスからのレンタル選手が多数在籍していた。
2015-2016シーズンは監督にイヴァン・ユリッチが就任すると1年目でセリエB 2位以内となり、クラブ史上初のセリエA昇格を果たした。
2016-2017シーズンは3月末の時点で勝ち点14とセリエB降格は避けられないものと見られていたが、4月を3勝2分の成績を残し、わずか2ヶ月で勝ち点18を積み上げ、最終節で劇的な逆転残留を決めた。