NBAサマーリーグ | 08/10 02:00 | - | [20] PHXサンズ v UTAジャズ [14] | L | 57-63 | |
NBAサマーリーグ | 08/09 02:30 | - | [6] LAレイカーズ v PHXサンズ [6] | L | 73-72 | |
NBA | 07/21 01:00 | 134 | [1] PHXサンズ v MILバックス [3] | L | 98-105 | |
NBA | 07/18 01:00 | 134 | [3] MILバックス v PHXサンズ [2] | L | 123-119 | |
NBA | 07/15 01:00 | 134 | [2] PHXサンズ v MILバックス [7] | L | 103-109 | |
NBA | 07/12 00:00 | 134 | PHXサンズ v MILバックス | L | 100-120 | |
NBA | 07/09 01:00 | 134 | MILバックス v PHXサンズ | W | 108-118 | |
NBA | 07/07 01:00 | 134 | [3] MILバックス v PHXサンズ [2] | W | 105-118 | |
NBA | 07/01 01:00 | 217 | [1] PHXサンズ v LAクリッパーズ [2] | W | 130-103 | |
NBA | 06/29 01:00 | 217 | [2] LAクリッパーズ v PHXサンズ [1] | L | 116-102 | |
NBA | 06/27 01:00 | 217 | [1] PHXサンズ v LAクリッパーズ [2] | W | 84-80 | |
NBA | 06/25 01:00 | 217 | [1] PHXサンズ v LAクリッパーズ [2] | L | 92-106 | |
NBA | 06/23 01:00 | 217 | [2] LAクリッパーズ v PHXサンズ [1] | W | 103-104 | |
NBA | 06/20 19:30 | 217 | [2] LAクリッパーズ v PHXサンズ [1] | W | 114-120 | |
NBA | 06/14 00:00 | 227 | [2] PHXサンズ v DENナゲッツ [3] | W | 125-118 | |
NBA | 06/12 02:00 | 227 | [1] PHXサンズ v DENナゲッツ [2] | W | 116-102 | |
NBA | 06/10 01:30 | 227 | [2] DENナゲッツ v PHXサンズ [1] | W | 98-123 | |
NBA | 06/08 02:00 | 227 | [2] DENナゲッツ v PHXサンズ [1] | W | 105-122 | |
NBA | 06/04 02:30 | 221 | [1] PHXサンズ v LAレイカーズ [3] | W | 113-100 | |
NBA | 06/02 02:00 | 221 | [3] LAレイカーズ v PHXサンズ [1] | W | 85-115 | |
NBA | 05/30 19:30 | 221 | [1] PHXサンズ v LAレイカーズ [3] | W | 100-92 | |
NBA | 05/28 02:00 | 221 | [1] PHXサンズ v LAレイカーズ [3] | L | 95-109 | |
NBA | 05/26 02:00 | 221 | [3] LAレイカーズ v PHXサンズ [1] | L | 109-102 | |
NBA | 05/23 19:30 | 221 | [3] LAレイカーズ v PHXサンズ [1] | W | 90-99 | |
NBA | 05/16 18:00 | - | [1] PHXサンズ v SAスパーズ [3] | W | 123-121 | |
NBA | 05/15 18:00 | - | [1] PHXサンズ v SAスパーズ [3] | W | 140-103 | |
NBA | 05/14 02:00 | - | [3] PORトレイルブレイザーズ v PHXサンズ [1] | W | 117-118 | |
NBA | 05/12 02:00 | - | [1] PHXサンズ v GSウォリアーズ [4] | L | 116-122 | |
NBA | 05/10 02:00 | - | [1] PHXサンズ v LAレイカーズ [3] | L | 110-123 | |
NBA | 05/08 02:00 | - | [3] NYニックス v PHXサンズ [1] | W | 105-128 |
フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)は、アリゾナ州フェニックスに本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム。ウェスタン・カンファレンス、パシフィック・ディビジョン所属。
日本で初めて公式戦を行ったチーム(対ユタ・ジャズ)である。
サンズは1968年に拡張チームとしてリーグに加わった。初年度は16勝66敗とリーグ最下位に終わり、翌シーズンは39勝まで勝ちを増やしたものの勝ち越すことはできなかった。3年目以降は勝率5割を前後する平均的なチームとして数年を過ごした。初期のサンズではコニー・ホーキンズやディック・バン・アースデールらがスター選手だった。
42勝40敗で終わった1975-76シーズンは、サンズにとって記念すべきシーズンとなった。プレイオフを勝ち進み、地区決勝で前年優勝していたゴールデンステート・ウォリアーズを4勝3敗で下し、NBAファイナルへ進出。8年目のチームであるサンズは名門ボストン・セルティックスと優勝を争った。
設立8年目で初めてサンズが進出した1976年のNBAファイナル第5戦は、今もしばしばリーグ史上最高の名勝負に挙げられる。古豪ボストン・セルティックスのホームアリーナボストン・ガーデンで同年6月4日に行われたこの試合は延長3回にも及ぶ激戦だった。この時点でシリーズ成績は2勝2敗のタイであり、勝ったチームが優勝に王手をかける重要な試合だった。
試合は規定時間48分を同点で終え、延長に入った。しかし5分の延長でも勝負がつかず、二度目の延長を迎えた。
二度目の延長も残り4秒となった時点で、サンズは1点リードした。ボールを持ったセルティックスのジョン・ハブリチェックはコートを駆け抜けシュートを放ち、逆転。セルティックスが勝ったと考えたボストンのファンがコートに溢れ出す事態となった。
審判は試合がまだ1秒残っていると判断し、ファンが観客席に戻されるとサンズボールから再開となった。ここでサンズのポール・ウェストファルはもう残されていないタイムアウトを敢えて請求。サンズのテクニカルファウルとなり、セルティックスにフリースロー1本が与えられた。セルティックスはフリースローを沈め点差は2点となったが、サンズはコート中央からボールを入れられることになった。
インバウンズパスを受けたサンズのガー・ハードがシュートを決め、三度目の延長が決まった。既に両チームとも主力選手の多くがファウルアウトしており、延長3回では普段控えの選手が活躍した。試合は128対126でセルティックスの勝利となった。試合終了後、選手たちは疲労のため立ち上がれないほどだった。
二日後に行われた第6戦をセルティックスが制し、サンズの初優勝はならなかった。NBAファイナルで延長3回にまで入ったのはこの時が初めてであり、17年後のNBAファイナルでもサンズは延長3回の試合を経験した。この二つの試合はNBAファイナル史上最長の試合と2番目に長く続いた試合である。
その後のサンズは数シーズンに渡り勝率5割を越える中堅のチームだった。1980年には55勝27敗、翌1981年には57勝25敗とリーグでも屈指の勝ち星をあげたが、プレイオフでは勝ち残れなかった。以降は次第に勝率が落ち、1973年以来チームを率いてきたジョン・マクリードヘッドコーチが1986年に退いた。
80年代後半、サンズはヘッドコーチが定着せず成績もリーグ下位に留まっていたが、チーム初期のヘッドコーチでもあったコットン・フィッツシモンズが1989年に再びヘッドコーチに就くと、サンズは次第に西地区有数の強豪へと成長していった。1988年にトレードでやってきたケビン・ジョンソンとトム・チェンバーズはチームを牽引し、同じ年にドラフトで指名されたダン・マーリーも次第に中心選手となっていった。
フィッツシモンズに代わり70年代にチームのエースだったポール・ウェストファルがヘッドコーチに就いた1993年、トレードでチャールズ・バークレーがサンズに加わった。このシーズン、サンズは当時チーム史上最多の62勝20敗をあげ、バークレーはMVPに選ばれた。17年ぶりにNBAファイナルに進出したサンズは、3連覇を狙うマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズと対戦。サンズはホームコートアドバンテージを得ていたものの、肝心のホームゲームで3戦全敗を喫し、勝負が決した第6戦では終始試合を優位に進めていたにもかかわらず、試合終了間際にジョン・パクソンに逆転3ポイントシュートを決められるなど、アドバンテージを生かせず、2勝4敗で敗退した。
以降数シーズンのサンズは西地区で上位のチームだったが1996年には41勝41敗と勝率5割、この年バークレーはトレードでチームを去った。同年ドラフトでスティーブ・ナッシュを指名したものの活躍の機会は少なく、1998年にはトレードされた。この時期サンズの中心として活躍したのは、同じく96年にダラス・マーベリックスからトレードでチーム入りしたジェイソン・キッドだった。サンズの勝率は数年に渡り6割を越え、1999-2000シーズン前に加入したアンファニー・ハーダウェイとの「バックコート2000」は話題を呼んだ。
2001年にニュージャージー・ネッツに放出された。キッドとのトレードでサンズに加わったのはステフォン・マーブリーだったがチーム成績は伸び悩んだ。2003-04シーズン中にはマーブリーをトレードに出し、マイク・ダントーニをHCに迎えるなど、チーム改革に乗り出した。
2004-05シーズンには、かつてトレードに出したスティーブ・ナッシュを再び獲得。ダントーニ体制のもと、ナッシュ、ショーン・マリオン、アマレ・スタウダマイアーを中心としたラン&ガンオフェンスはリーグを席巻するようになる。ナッシュを獲得したばかりの2004-05シーズンには62勝20敗の成績で一気にリーグ首位に駆け上がり、ナッシュはMVPを獲得した。プレーオフでもカンファレンス決勝まで勝ち上がるも、サンアントニオ・スパーズの前に敗退する。以後、サンズはこのスパーズに苦杯を舐めさせ続けられることになる。
翌2005-06シーズンにはスタウダマイアーがひざの故障のためシーズンをほぼ全休するも、ボリス・ディアウがスタウダマイアーの代行を行い、昨年の成績にやや劣るがサンズは好調を維持した。最終的にはディアウはMIP(最も成長した選手)を受賞し、ナッシュは2年連続でMVPを獲得。ナッシュの2年連続MVPはポイントガードとしてはマジック・ジョンソン以来である。プレーオフでは再びカンファレンス決勝まで勝ち上がるも、ダーク・ノヴィツキー率いるダラス・マーベリックスの前にスタウダマイアー不在が響き敗退し、ファイナル進出はならなかった。
2006-07シーズンにはジェイレン・ローズを獲得。スタウダマイアーが復帰し、リアンドロ・バルボサがサンズ史上4人目となるNBAシックスマン賞を受賞した。シーズン中には15連勝と17連勝をし、予想通りの好調を見せ、サンズは61勝21敗の好成績を収めた。そしてプレーオフでは一回戦でマーベリックスがウォーリアーズに敗退したため、サンズがファイナル進出優勢と言われた。奇しくもカンファレンス準決勝で再びスパーズと対戦。このシリーズではナッシュの負傷、スタウダマイアー、ディアウの出場停止処分など数々の不幸がサンズを襲い、サンズは再びスパーズに辛酸を舐めさせられた。一説にはダントーニの浅いローテンションが仇となり、スターターを除けばあまり試合をこなしていない選手だけだったので、一気にチームとして弱まったと言われている。
2007-08シーズン、開幕前にグラント・ヒルを獲得。シーズン中には、ヒートからシャキール・オニールをマリオンとのトレードで獲得。移籍当初オニールにより、ラン&ガンオフェンスのスタイルが崩れると懸念されていた。大型トレード後初めの9試合、サンズは3勝6敗となり、首位から落ちた。しかし、オニールとサンズのオフェンススタイルがうまく噛み始め、レギュラー・シーズンの間スパーズとの対戦成績を3勝1敗(オニール移籍以来2勝)に収め、満を持して初のファイナル制覇に向けて勝負に出た。そのプレーオフ1回戦では、またスパーズに対戦することになった。しかし、ディフェンスの弱さを露呈したサンズは再びスパーズに勝つことは出来なかった。シーズン中にダントーニのオフェンス重視とスティーブ・カーGMのディフェンス重視の方針に摩擦が起き、互いの関係に亀裂が生じたと報道された。プレーオフ敗退後、チーム戦略の違いからダントーニはサンズの監督を辞任し、ニックスの監督に就任することを決めた。
2008-09シーズンにはヘッドコーチをテリー・ポーターに変え、ディフェンス重視の戦術を目指すも、上手くいかずに開幕から出遅た。12月にはベル、ディアウとのトレードでジェイソン・リチャードソン、ジャレッド・ダドリーを獲得したが、地元で開催されたオールスターゲーム開催日にポーターは解雇される。その後、ACのアルヴィン・ジェントリーが指揮を執り、ラン&ガンオフェンスの復活を目指すもときすでに遅し。46勝36敗の成績ながら、プレーオフ進出を逃した。
2009-10シーズンは、シーズン開幕からラン&ガンオフェンスが冴え渡り、チームは好調。プレーオフにも返り咲いた。カンファレンスセミファイナルでは因縁のスパーズと対戦。これまでスパーズに苦汁をなめさせられていたが、持ち前のラン&ガンオフェンスでスパーズを翻弄。第3戦ではリチャードソン、ヒルに加え、控えのゴラン・ドラギッチやチャニング・フライらも活躍し、第4戦ではナッシュが怪我で途中退場するアクシデントがあったが、スイープでスパーズを下し、2005-06シーズン以来のカンファレンスファイナルに駒を進めた。カンファレンス決勝では、王者ロサンゼルス・レイカーズ相手に善戦するも、2勝4敗で敗退した。
その後3シーズンはプレーオフ不出場が続き、ナッシュも2012年に退団し、レイカーズに移籍。2013-14シーズンは、ヘッドコーチにOBのジェフ・ホーナセックを任命。コーチ未経験だったホーナセックだったが、チームを立て直し48勝34敗を記録するも、レベルの高いウェスタンカンファレンスであと1勝届かず9位に終わり、プレーオフ進出はならなかった。以降も負け越しのシーズンが続くなど、低迷が続いた。
2018年のNBAドラフトで全体1位指名権を得たサンズは、アリゾナ大学のディアンドレ・エイトンを指名。それでも成績は向上せず、2018-19シーズンは19勝63敗でカンファレンス最下位で終了。2019-20シーズンはヘッドコーチにモンティ・ウィリアムズを招聘。リッキー・ルビオを加え、成績は徐々に回復。終盤のバブルゲームで8戦8勝したものの、34勝39敗に終わった。
2020-21シーズン前にオクラホマシティ・サンダーなどを交えた大型トレードを敢行し、クリス・ポールを獲得。ポールは期待に応え、同シーズンは51勝21敗で終え、2009-2010シーズン以来のプレーオフ進出に導いた。プレーオフに入ってもサンズの快進撃は止まらず、1回戦で前シーズン王者のレイカーズを4勝2敗で下すと、セミファイナルのデンバー・ナゲッツを4戦全勝で退け、カンファレンスファイナルの相手は、ポールの古巣ロサンゼルス・クリッパーズとなった。シリーズは大接戦となったものの、相手エースカワイ・レナードを失っていたこともあり、最終的にサンズが優位に進め、4勝2敗で勝利。ウェスタン・カンファレンスを制し、28年振りのNBAファイナル進出となった。ファイナルの相手は50年振りの優勝を目指すミルウォーキー・バックス。同ファイナルでもホームコートアドバンテージを持っていたサンズは、まずはホームで2勝。しかし、敵地で連敗すると相手のエース・ヤニス・アデトクンボの猛攻を食い止めることが出来ず、2連勝の後に4連敗。またしても悲願達成はならなかった。
2021-22シーズンは現有戦力を維持し、再び優勝を目指すシーズンとなった。ポール、デビン・ブッカーを中心に昨シーズンと同様安定感ある戦いを披露し、カンファレンス1位の成績でレギュラーシーズンを終えた。しかしプレーオフでは、1回戦でプレーイン・トーナメント組のニューオーリンズ・ペリカンズに予想外の苦戦を強いられてしまう。このシリーズは4勝2敗で何とか乗り切るも、ダラス・マーベリックスとのセミファイナルでは、相手のスモールボールラインナップやルカ・ドンチッチ・ジェイレン・ブランソンを中心としたオフェンスへの対策ができず。先に王手をかけるものの第7戦まで持ち込まれたうえ、本拠地での第7戦で33点差の大敗を喫してしまい、後味の悪い形でシーズンを終えることとなった。
2022-23シーズン、悲願の優勝に向けシーズン途中にブルックリン・ネッツからケビン・デュラント獲得。カンファレンス4位から優勝を目指したものの、セミファイナルで2年前にスイープ勝ちしたデンバー・ナゲッツ(このシーズン優勝)に2勝4敗で敗退。