カシマPB女子は、ブラジルのサンパウロ州カンピナスを拠点とする女子サッカークラブです。カンピナス市当局(ポルトガル語でPrefeitura da Campinas)の支援を受けて設立されたため、クラブ名は「Prefeitura da Campinas Basquete」の略となっており、チームのロゴやユニフォームにも市の紋章が入っています。

クラブは2007年に設立されましたが、トップチームが国内の女子サッカーリーグに参加したのは2014年です。カシマPB女子は2014年シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・デ・フトゥボウル・フェミニーノ・セリエA2(2部リーグ)で優勝し、2015年シーズンからセリエA1(1部リーグ)に昇格しました。

カシマPB女子はセリエA1昇格後、2015年シーズンは11位、2016年シーズンは10位、2017年シーズンは9位と中位に沈んでいました。しかし、2018年シーズンに初めてセリエA1の決勝トーナメントに進出し、準々決勝で敗退したものの、クラブ史上初のタイトル獲得まであと一歩に迫りました。

カシマPB女子は2019年シーズンもセリエA1で活躍し、レギュラーシーズンの順位は5位でしたが、決勝トーナメントでは連勝で決勝に進出。決勝ではコリチーバを1-0で破って優勝し、クラブ史上初のタイトルを獲得しました。

カシマPB女子のホームスタジアムは、カンピナスにあるエスタジオ・モイゼス・ルカレッリです。エスタジオ・モイゼス・ルカレッリは、1948年にオープンしたスタジアムで、収容人数は約1万8000人です。