鹿児島レブナイズ(かごしまレブナイズ、英: Kagoshima Rebnise)は、日本のプロバスケットボールチーム。B3リーグ所属。ホームタウンは鹿児島県鹿児島市。2008年創設。旧名称はレノヴァ鹿児島

History

レッドシャークス時代

2003年と2004年にはオールジャパン出場の経験がある鹿児島教員クラブを母体とする。鹿児島教員レッドシャークスだった2006年には、bjリーグの前座試合を福岡BBボーイズと行った。2007年に鹿児島レッドシャークスに改称し、クラブ連盟に登録。同年にはプロバスケットボールチームの運営に当たる「スポーツフロンティア鹿児島」が設立され、レッドシャークスの一部選手とプロ契約を結んだ。2008年には4年ぶりのオールジャパン出場を果たす。

レノヴァ時代

株式会社スポーツフロンティア鹿児島
Sports Frontier Kagoshima Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
890-0063
鹿児島県鹿児島市鴨池1丁目24-3
福永ビル1F-A
設立 2007年(平成19年)1月24日
業種 サービス業
法人番号 3340001020290
事業内容 バスケットボールチームの経営
代表者 代表取締役 大山亮平
従業員数 4名(2007年8月現在)
外部リンク 鹿児島レブナイズ
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2008年からJBL2に参戦。参入に伴い新チーム名を募集し、レノヴァ鹿児島とした。「レノヴァ(Renova)」は、「維新、革新」を意味するRenovation及び「改革者」を意味するRenovatorに由来する造語である。

レッドシャークス所属選手を中心に構成され、2008年8月まで契約した日本人選手は2選手を除き全員が九州・沖縄出身であり、九州出身では無い2選手もレッドシャークスから継続しての所属である。プロ契約選手も在籍する一方、旧鹿児島教員クラブの流れから教員選手も多く在籍している。なお、鹿児島教員クラブはレノヴァに加わらなかった選手を中心に存続している。

2009年、第1回トライアウトを開催。8月27日にはJBL所属のリンク栃木ブレックスを迎えてのプレシーズンゲームを実施。故障のためプレーはしなかったが、田臥勇太らが所属するスター軍団ということもあり、3200人が来場する大盛況であった。

プレーオフには、2012年と2013年に進出。2013年には決勝に進んだが、兵庫ストークスに敗れ準優勝だった。

2013-14シーズンより、JBL2に代わって発足されるNBDLにNBL準会員として参入。NBL昇格を目指していた。

2014-15シーズンは5勝27敗で9チーム中8位、2015-16シーズンは6勝30敗で10チーム中9位と、2年連続で勝率1割台を記録し、NBDLシーズンを終えた。

レブナイズ時代

2016-17シーズン

NBL、NBDL、bjリーグが統合されて発足したB.LEAGUEが開幕。B.LEAGUE参入に伴い、チーム名を鹿児島レブナイズに変更。これは、B.LEAGUE発足にあたりチーム名の商標登録が求められ、旧チーム名では国内外で似た名称のプロスポーツチームや同名の会社・商品などがあり、商標登録が困難と判断したためである。

ヘッドコーチや外国籍選手との契約が遅れ、開幕3週間前にチームが始動。チュクゥディエベレ・マドゥアバム、タイメル・マーフィーら新戦力を補強してB2初年度のシーズンに挑んだが、島根との開幕戦には連敗。B2初勝利は、ホーム開幕ゲームの香川戦で記録した。しかし、初勝利以降勝ち星を挙げることが出来ずにいた中、平均得点チームトップのチャド・ポスチュマスをSR渋谷に放出。結果としてシーズンを通して連勝を記録することができず、勝率は1割を少し超えた西地区最下位、B2全体で最低勝率となった。また、戦績のみならず集客でも苦戦。最終節の無料招待の効果で観客数はなんとか1試合平均600人は超えたが、こちらもB2リーグで最低成績だったばかりか、全ステージ参加したB3リーグのチームを合わせても最少だった。

経営難問題

シーズン終盤にスポンサーや入場者数が少ないことを起因とする経営難が判明。クラブはクラウドファンディングを利用するなどして資金を集めたが、2017-18シーズンのB2ライセンスは交付されなかった。これにより、2017-18シーズンからB3リーグ、またはそれ以下のクラスに降格することが決定。2017年6月8日のB.LEAGUE理事会にて、2017-18シーズンからのB3への降格(加盟)が正式に承認された。ただし、B3主催者による新運営会社の毎月の経営状況の確認や財政基盤の対応などを受け入れることを求めた、条件付き加盟となった。

2017-18シーズン

B2ライセンス不交付によりB3リーグに降格。運営会社が「株式会社鹿児島レブナイズ」に切り替わり、運営体制が一新された。ヘッドコーチには元東京CRヘッドコーチの楠本和生を迎えた。また、青森から館山健太、現役復帰となる氏家豪一らが新加入。

ファーストステージは6チーム中3位と上位につけたが、レギュラーシーズンは9チーム中6位、ファイナルステージは6チーム中4位にとどまり、シーズン通算の勝ち点では9チーム中5位となった。個人成績では、中園がレギュラーシーズンでのフリースロー成功率で、館山が同じくレギュラーシーズンの3ポイント成功率でリーグトップとなった。シーズン終了をもって、氏家豪一、中園隆一郎の2選手が現役を引退。

2018-19シーズン

ヘッドコーチには鮫島俊秀が1シーズンぶりに復帰。前シーズンはアシスタントコーチを務めた林亮太が選手に復帰した。また、大阪学院大学から福田惟吹、青森から永山雄太らが加入した。

ファーストラウンドは1勝しかあげられず7チーム中最下位。レギュラーシーズンは6連勝を記録する一方、11連敗を記録するなど好不調の波が大きく、10チーム中7位。ファイナルラウンドは7チーム中6位。総合順位はファーストラウンドの不振が響いて10チーム中9位で、全ステージ参加した7チーム中7位、レギュラーシーズンしか参加しなかった豊田合成、アイシンAWよりも下位に沈んだ。

2019-20シーズン

鮫島HCが退任し、楠本和生がHCに再就任。ステージ制が廃止され、レギュラーシーズンのみとなった。開幕4連敗スタートとなったが、11月に4連勝を記録。新型コロナウイルス感染拡大によるシーズン打ち切りとなるまでの成績は16勝23敗で参加12チーム中8位だった。

2020-21シーズン

楠本HCが退任し、鮫島俊秀がHCに復帰。シーズンは新型コロナウイルスの影響により例年より遅れ2021年1月開幕にスケジュールが設定された。

2021年3月9日、運営会社の株式会社鹿児島レブナイズは、2月18日に開催された臨時株主総会にて東京都豊島区に本社を置き、鹿児島にも支社を構えるIT企業の株式会社Wizが、筆頭株主だったユーミーリンク株式会社から株式の一部を取得したことを発表した。また同株主総会で役員の異動・新任取締役の就任を決議した。これにより3月1日から、株式会社Wizがオーナー会社の一員になった他、代表取締役も小牧からWizの取締役である中村剛に交代した。

4月14日、3勝21敗で最下位に低迷する中、チームは鮫島HCの契約を4月18日の金沢戦をもって解除することを発表した。後任は息子である鮫島和人が選手兼任でヘッドコーチを担うこと、林亮太が同じく選手兼任でアシスタントコーチを務めることを併せて発表。4月17日と18日の金沢戦は、2階席の無料招待もありいずれも1000人を超えた。17日は序盤から大量リードを奪われながら終盤追いついて接戦を演じるが敗戦。18日は勝利し連敗を14で止め、鮫島俊秀HCの有終の美を飾った。ヘッドコーチ交代後は、デズモンド・ヒューバートの加入もあり最終盤の5連勝を含む7勝7敗と健闘したが、開幕6連敗や途中の14連敗が響き、シーズン成績は11勝29敗で、勝率.275はB3リーグ加盟後、最低記録。11チーム中9位となった。

2021-22シーズン

プレドラッグ・クルニッチ(En:Predrag Kruni:英語、De:Predrag Krunić:ドイツ語)が新ヘッドコーチに就任。運営会社が安定し、指導者、選手の順調な獲得もあり成績は急上昇。一時はプレーオフ争いに顔を出す勢いであったが、1月と3月にチーム内で新型コロナウイルス感染者が出たために勝負どころだった長崎戦2試合、静岡戦で1試合などの試合消滅を出してしまい、最終的には34勝13敗で4位に終わる。 個人成績では、アンソニー・ゲインズJrがスティール王に輝くなど、躍進のシーズンと言えた。 シーズン終了後、現役引退を決めていた松崎圭介のつけていた背番号41がクラブ初となる永久欠番として制定された。

2022-23シーズン (B3)

2023-24シーズン (B3)

開幕から好調を続け、シーズン後半には大型連勝を記録。第3シードとして出場したプレーオフでは横浜EX、香川にそれぞれスイープで勝利。2016-17シーズン以来となるB2昇格が決定した。

鹿児島レブナイズ(かごしまレブナイズ、Kagoshima Rebnise)は、日本のプロバスケットボールチーム。B.LEAGUE B1に所属。ホームタウンは鹿児島県鹿児島市。

2004年、鹿児島県内初のプロバスケットボールチームとして設立。2006年にbjリーグに新規参入し、2010年にはbjリーグ準優勝を果たした。2016年にB.LEAGUE発足によりB1に参入。

チーム名の「レブナイズ」は、KagoshimaとRenaissance(ルネサンス)を掛け合わせた造語で、「鹿児島にルネサンスを起こす」という意味が込められている。チームカラーは、鹿児島県の県鳥であるオオミズナギドリにちなんだ水色と、鹿児島県の特産品である黒豚にちなんだ黒色である。

ホームアリーナは、鹿児島アリーナ。収容人数は5,000人。