トルコ代表バスケットボールチームは、トルコを代表するバスケットボールのナショナルチームである。愛称は12巨人(12 Dev Adam)と呼ばれる。国際バスケットボール連盟(FIBA)及びヨーロッパバスケットボール連盟(FIBA Europe)に加盟している。

トルコのバスケットボールは、1911年にイスタンブールで最初のクラブチームが設立され、1918年にトルコバスケットボール連盟が発足した。1936年ベルリンオリンピックに初出場し、5位入賞を果たした。その後、1952年ヘルシンキオリンピックでは7位、1964年東京オリンピックでは8位となった。

1980年代後半から1990年代初頭にかけて、トルコのバスケットボールは黄金期を迎えた。1986年バスケットボール世界選手権で5位、1989年ユーロバスケットで2位、1992年バルセロナオリンピックで4位となった。また、1993年地中海競技大会で優勝を果たした。

2000年代以降、トルコのバスケットボールは低迷期に入った。2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックには出場できなかった。2014年バスケットボール世界選手権で17位、2015年ユーロバスケットで11位、2016年リオデジャネイロオリンピックで6位となった。

トルコのバスケットボール界で最も偉大な選手として知られているのは、1990年代から2000年代にかけて活躍したヒドアイェト・テュルコグルである。テュルコグルは、NBAで15シーズン活躍し、オールスターに5回選出され、2001年にはNBAチャンピオンシップを獲得した。また、トルコ代表として、1992年バルセロナオリンピック、1996年アトランタオリンピック、2000年シドニーオリンピックに出場し、いずれも4位入賞を果たした。

トルコのバスケットボールは、現在、再び上昇傾向にある。2017年ユーロバスケットで8位、2019年バスケットボールワールドカップで13位となった。2020年東京オリンピックでも出場が決まっている。トルコのバスケットボール界は、今後さらなる飛躍が期待されている。