アル・イテハド・アレッポ(英: Al Ittihad of Aleppo)は、シリアのアレッポをホームタウンとするプロサッカークラブ。2010年にはAFCカップで優勝を果たしている。

アル・イテハド・アレッポ(アラビア語: نادي الاتحاد الرياضي بحلب‎ ユニオン・スポルティフ・アレッピン)はシリア・アレッポを本拠地とするサッカークラブである。クラブカラーは赤と黄。

1928年に「ティグリス」というクラブが設立されたのが始まりである。スポーツ愛好者数人によって組織され、登録選手わずか10人の小さなチームであった。初戦は、国家競技大会で、アレッポ近郊にある小さな町、アザーズのチームと対戦した。マタビ運動場の狭い広場が会場で、観客はわずかに20人であった。この試合は開催地となったアザーズにとって最初の国際試合となった。21世紀初めにはシリア・プレミアリーグを3連覇するなど、シリアにおいて最も成功を収めているクラブのひとつである。

アル・イテハドはまた、AFCチャンピオンズリーグにも出場しており、2010年にはベスト8まで進出した。2011年にはシリア騒乱の影響でホームゲームをアレッポで行うことが出来なくなったが、2016年にアレッポの戦いで壊滅的な被害を受けたスタジアムに復帰した。

アル・イテハドのホームスタジアムは、1973年に建設されたアレッポ国際スタジアムである。収容人数は約75,000人で、シリア最大のスタジアムである。

アル・イテハドの主なライバルは、同じアレッポを本拠地とするアル・ジャイシュと、ダマスカスを本拠地とするアル・シャバーブである。