コルドバ・クルブ・デ・フトボル(Córdoba Club de Futbol)は、スペイン・アンダルシア州コルドバ県コルドバに本拠地を置くサッカークラブ。1951年、CDサン・アルバロとして設立された。18,280人収容のエスタディオ・ヌエボ・アルカンヘルをホームスタジアムとしている。2021-22シーズンはセグンダ・ディビシオンRFEFに所属している。
コルドバCFの前身クラブにはSFCコルドバ(Sporting Fútbol Club de Córdoba)やSDエレクトロメカニカス(Sociedad Deportiva Electromecánicas)やRFCコルドバ(Racing Fútbol Club de Córdoba)などの名前が挙げられる。スペイン内戦後の新体制では異国風の名前が禁止されたため、RFCコルドバはCDコルドバ(Club Deportivo Córdoba)と名称を変更した。RFCコルドバは1944年に全身白色だったユニフォームを緑と白のストライプに変更し、1945年にはエスタディオ・アメリカからエスタディオ・デル・アルカンヘルにホームスタジアムを移った。1953-54シーズンにはCDサン・アルバロ・デ・コルドバとともにテルセーラ・ディビシオンに在籍し、同シーズン終了後に両者が合併してコルドバCFとなった。
1960年代初頭や1971-72シーズンには計8シーズンをプリメーラ・ディビシオン(1部)で過ごしている。1964-65シーズンにはホームで無敗(わずか2失点であり、ひとつはアルフレッド・ディ・ステファノに許した得点だった)を記録して5位となったが、自治体のインフラ問題のために欧州カップ戦への出場は認められなかった。この後の約40年間はセグンダ・ディビシオン(2部)や3部相当のカテゴリーに在籍することが多かったが、1984-85シーズンにはテルセーラ・ディビシオン(4部相当)に在籍した。1993年からはエスタディオ・ヌエボ・アルカンヘルをホームスタジアムとして使用している。2013-14シーズンは7位となり、昇格プレーオフに進出した(本来なら昇格プレーオフは3位から6位チームに出場権が与えられるが、3位のFCバルセロナBはプリメーラ・ディビシオンへの昇格資格がないため7位のコルドバにもプレーオフの出場権が与えられた。)。プレーオフ準決勝はスポルティング・ヒホンに勝利し、プレーオフ決勝ではラス・パルマス相手に第1戦(コルドバホーム)が0-0のドロー。第2戦(ラス・パルマスホーム)は試合終了間際までラス・パルマスが1-0でリードしていたが、アディッショナルタイムにコルドバが同点に追いつき、そのまま試合終了。2試合合計スコアは1-1だったが、アウェーゴール差でコルドバが勝利し、1971-72シーズン以来42シーズンぶりにプリメーラ・ディビシオンへの昇格が決まった。