大連湾

大連万達足球倶楽部（中国語: 大连万达足球俱乐部、英語: Dalian Wanda F.C.）は、中華人民共和国の遼寧省大連市にホームを置く、中国プロサッカーリーグ（中国超級）に加盟するプロサッカークラブ。

1983年に大連市足球協会が設立した、遼寧省を代表するサッカークラブである。1994年に経営権が当時の大連市政府から、大連万達集団有限公司に移管され、現在に至る。チーム名の「大連万達」は、オーナーである中国の不動産会社「大連万達集団」に由来する。

本拠地は、大連市西崗区にある大連体育中心体育場（収容人数：61,000人）である。チームカラーは青と白。

中国サッカーリーグに所属していた1994年に初優勝を果たし、1996年に中国サッカー甲級Aリーグ（中国超級の前身）に昇格した。中国サッカー甲級Aリーグでは、1996年から2002年にかけて7連覇を達成し、中国サッカー史にその名を刻んだ。また、1999年にはアジア・クラブ選手権で優勝し、アジアの頂点に立った。

2005年に中国サッカー甲級Aリーグが中国超級に再編されてからは、2005年、2006年、2007年、2011年に優勝し、中国超級で最多の優勝回数を誇るクラブである。

大連万達は、中国代表チームに多くの選手を輩出しており、2002年の日韓ワールドカップに出場した中国代表チームの主力は、ほとんどが大連万達の選手だった。また、日本代表チームとも縁が深く、2004年にはFWの鄭大世が、2009年にはMFの趙旭日が、2010年にはFWの曲波が、それぞれ大連万達からJリーグのクラブに移籍している。