Date | R | Home v Away | - |
---|---|---|---|
01/11 11:30 | 18 | インテル v ジェノア | 3-1 |
01/10 19:45 | 18 | トリノ v ACミラン | 1-1 |
01/10 17:00 | 18 | サッスオーロ v ウディネーゼ | 1-1 |
01/06 20:00 | 17 | ユヴェントス v インテル | 1-1 |
01/06 17:00 | 17 | チェゼーナ v ナポリ | 1-4 |
01/06 14:00 | 17 | パレルモ v カリアリ | 5-0 |
01/06 14:00 | 17 | ジェノア v アタランタ | 2-2 |
01/06 14:00 | 17 | パルマ v フィオレンティーナ | 1-0 |
01/06 14:00 | 17 | ACミラン v サッスオーロ | 1-2 |
01/06 14:00 | 17 | エンポリ v ヴェローナ | 0-0 |
01/06 14:00 | 17 | キエーヴォ v トリノ | 0-0 |
01/06 11:30 | 17 | ウディネーゼ v ローマ | 0-1 |
01/05 19:45 | 17 | ラツィオ v サンプドリア | 3-0 |
12/21 19:45 | 16 | インテル v ラツィオ | 2-2 |
12/21 14:00 | 16 | サンプドリア v ウディネーゼ | 2-2 |
12/21 14:00 | 16 | トリノ v ジェノア | 2-1 |
12/21 14:00 | 16 | フィオレンティーナ v エンポリ | 1-1 |
12/21 14:00 | 16 | アタランタ v パレルモ | 3-3 |
12/21 11:30 | 16 | ヴェローナ v キエーヴォ | 0-1 |
12/20 19:45 | 16 | ローマ v ACミラン | 0-0 |
12/20 17:00 | 16 | サッスオーロ v チェゼーナ | 1-1 |
12/18 20:00 | 16 | ナポリ v パルマ | 2-0 |
12/18 18:00 | 16 | カリアリ v ユヴェントス | 1-3 |
12/15 20:00 | 15 | キエーヴォ v インテル | 0-2 |
12/15 18:00 | 15 | エンポリ v トリノ | 0-0 |
12/14 19:45 | 15 | ACミラン v ナポリ | 2-0 |
12/14 17:00 | 15 | チェゼーナ v フィオレンティーナ | 1-4 |
12/14 14:00 | 15 | パルマ v カリアリ | 0-0 |
12/14 14:00 | 15 | ウディネーゼ v ヴェローナ | 1-2 |
12/14 14:00 | 15 | ジェノア v ローマ | 0-1 |
セリエA(セリエ・アー、伊: Serie A、イタリア語発音: [ˈsɛːrje ˈa] セーリェ・ア)は、イタリアのプロサッカーリーグ。スポンサーシップにより、セリエA TIM(Serie A TIM)の名称が用いられる。
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2020年9月) |
1950年代から1990年代前半までセリエAでは「三階建て」構造と呼ばれる、ユヴェントス、ミラン、インテルのビッグ3に加え、ジェノア、ローマ、フィオレンティーナ、ラツィオ、ナポリ、サンプドリア、トリノ、ボローニャなどの中堅クラブ、次いでプロヴィンチャ(小さい地方都市のクラブという意味)という構図が基本的だった。「三階建て」構造では、プロヴィンチャは主力選手をビッグクラブに放出して得た移籍金でクラブを運営し、ビッグクラブはプロヴィンチャの主力選手を補強して戦力を上げていた。また、ビッグクラブでは余剰戦力をプロヴィンチャに放出することで無駄な人件費を削減、プロヴィンチャは有力選手を獲得して戦力を維持できるといった恩恵があった。イタリアの地域事情や歴史的背景から、ユヴェントスやミラン、インテルは北部のプロヴィンチャと結びつきが強く、ローマやラツィオは中南部のプロヴィンチャとの結びつきが強かった。また、北部のクラブと中南部のクラブ同士での選手の移籍も活発に行われており、「三階建て」構造によって、セリエAは成り立っていたとも言える。ただし、フィオレンティーナに関しては北部・中南部のクラブ共に結びつきが強いが、ユヴェントスへの移籍は「禁断の移籍」と呼ばれており、両クラブ間で移籍をした選手は、サポーターからのブーイングが飛ぶことが恒例となっている。かつてロベルト・バッジョがフィオレンティーナからユヴェントスへ移籍した際には、フィレンツェで暴徒と化したサポーターが街に溢れ、暴動にまで発展した[]。
1990年代中盤より、衛星有料放送の普及によるサッカーのビジネス化、ボスマン判決による外国人選手獲得の自由化などカルチョの国際化が進む中で急激な変化が起き、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノアなどのクラブが降格した。中堅クラスのクラブは成長に成功したグループと没落するグループに大別され、「三階建て」の構造は崩壊した。こうした中で台頭したのが「セブン・シスターズ」とも呼ばれるビッグクラブグループだった。すなわち、従来のビッグ3であるユヴェントス、ミラン、インテル、それに準ビッグクラブのローマ、新たなビッグクラブとしてラツィオ、フィオレンティーナ、パルマが加わった7クラブだった。新興勢力であるフィオレンティーナ、パルマ、ラツィオは、カルチョビジネスの拡大バブルに伴い、大型補強を行って優勝争いに加わった。フィオレンティーナは映画製作者のマリオとその息子ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ、ラツィオは食品メーカー大手チリオのセルジョ・クラニョッティ、パルマは食品メーカー大手パルマラットのカリスト・タンツィの元で莫大な資金を投入し、1999-2000シーズンは上位1~7位までをセブン・シスターズが占めた。セブン・シスターズは国内のみならず、ヨーロッパにおいても躍進を遂げた。しかし、サッカーバブルが崩壊し、過剰な投資と放漫財政の破綻が明らかになると、従来のビッグ3を除くクラブは経営難にあえぐこととなり、セブン・シスターズの構図は崩壊する。フィオレンティーナはチェッキ・ゴーリによる主力選手の売却などを経て2002年に破産した。ラツィオもクラニョッティによる無謀なチリオの経営が破綻したために破産寸前に追い込まれ、パルマも2003年、パルマラットの粉飾決算事件を機に不良債権を抱えてしまった。ローマも例外ではなく、センシ会長の元で巨額の負債を抱えることになった。
2000年代半ば以降、フィオレンティーナ、ラツィオ、ローマ、パルマなどのクラブは多額の負債を抱え、主力選手放出を余儀なくされ、クラブの再建に取り組むことになる。フィオレンティーナは2002年の破産によるクラブ消滅後、若手主体のチーム作り、中長期目標に基づく優勝を目指すなど、一からの立て直しとなった。また、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノア、サンプドリアなどの1990年代に没落していった中堅クラブが経営再建を経てセリエAに復帰するようになり、かつての「三階建て」構造が復活しつつあった。そんな最中、2006年にカルチョ・スキャンダルが発覚した。これによってユヴェントスはセリエBに降格、ミラン、フィオレンティーナ、ラツィオも勝ち点減算などの処分が科された。2006-07シーズン以降は、カルチョ・スキャンダルの影響を受けなかったインテルとローマ、経営再建を経て躍進したナポリがセリエAを盛り上げることになった。しかし、カルチョ・スキャンダルによって、観客数の低下、世代交代の失敗も相まって、結果的にはリーグレベル低下と代表チームの弱体化に繋がった。
リーグレベル低下に追い討ちをかけたのが2010年代に導入されたFFPである。これまで、セリエAの各クラブはオーナーの資金で赤字を埋めることで経営が成り立っていた。しかし、FFPではオーナーの資産によって赤字を補填することが禁じられたため、各クラブは経営方針の見直しを余儀なくされた。とりわけ、オーナー経営だったインテルとミランはFFPの影響を受けた。赤字額を抑えるために主力選手放出を余儀なくされて戦力が低下し、リーグでも中位に低迷することになる。一方で、ユヴェントスは元々親会社のフィアットがスポンサーだったこともあり、FFPの禁止事項を回避することが出来た。また、イタリアの他クラブとは異なり、スタジアムを所有していたため経営面でも優位に立ち、セリエAでは2011-12シーズンから2019-2020シーズンまでセリエA前人未到の9連覇を達成している。
2010年代にFFPの影響を受けてリーグで低迷していたインテルとミランは、オーナー交代を経てフロント陣が刷新された。インテルはユベントスのGDを歴任したジュゼッペ・マロッタをCEOに招聘し、ミランはクラブOBのパオロ・マルディーニ等をフロント陣に招聘したことにより、チーム強化体制が改善されるようになる。こうした改革が功を奏し、2020-2021シーズンにはインテルがスクデットを奪還しミランは2位でフィニッシュ、翌シーズンの2021-2022シーズンにはミランがスクデットを奪還しインテルは2位でフィニッシュとなったことで、ミラノの2大クラブが2年連続で1位と2位を独占する結果となった。