スケジュール

Bリーグ1 04/20 07:05 - 仙台エイティナイナーズ vs 北海道 - View
Bリーグ1 04/21 05:05 - 仙台エイティナイナーズ vs レバンガ北海道 - View
Bリーグ1 04/27 06:05 - 仙台エイティナイナーズ vs 茨城ロボッツ - View
Bリーグ1 04/28 06:05 - 仙台エイティナイナーズ vs 茨城ロボッツ - View
Bリーグ1 05/04 06:05 - 群馬クレインサンダーズ vs 仙台エイティナイナーズ - View
Bリーグ1 05/05 06:05 - 群馬クレインサンダーズ vs 仙台エイティナイナーズ - View

結果

Bリーグ1 04/17 10:25 - [1] 宇都宮ブレックス v 仙台エイティナイナーズ [6] L 81-75
Bリーグ1 04/14 05:05 - 秋田ノーザンハピネッツ v 仙台エイティナイナーズ L 82-76
Bリーグ1 04/13 05:05 - [5] 秋田ノーザンハピネッツ v 仙台エイティナイナーズ [6] W 72-76
Bリーグ1 04/10 10:05 - [6] 仙台エイティナイナーズ v アルバルク東京 [2] L 68-78
Bリーグ1 04/07 04:35 - [3] 島根スサノオマジック v 仙台エイティナイナーズ [6] W 92-95
Bリーグ1 04/06 04:35 - [3] 島根スサノオマジック v 仙台エイティナイナーズ [6] L 84-77
Bリーグ1 03/31 05:05 - [6] 仙台エイティナイナーズ v 三遠ネオフェニックス [1] L 81-100
Bリーグ1 03/30 07:05 - [6] 仙台エイティナイナーズ v 三遠ネオフェニックス [1] W 82-75
Bリーグ1 03/27 10:05 - [8] 茨城ロボッツ v 仙台エイティナイナーズ [6] W 74-82
Bリーグ1 03/24 06:05 - [1] 宇都宮ブレックス v 仙台エイティナイナーズ [6] L 94-78
Bリーグ1 03/23 06:05 - [1] 宇都宮ブレックス v 仙台エイティナイナーズ [6] L 104-83
Bリーグ1 03/20 07:05 - [6] 仙台エイティナイナーズ v レバンガ北海道 [7] W 72-61

Wikipedia - 仙台89ERS

仙台89ERS(せんだいエイティナイナーズ、英: Sendai 89ERS)は、日本のプロバスケットボールチーム。B.LEAGUE B1 東地区所属。ホームタウンは宮城県仙台市。2005年創設。

History

2008-09 プレシーズンマッチ 秋田県立体育館(2008年9月23日)

bjリーグ

2005-06シーズン

bjリーグ初年度の2005-06シーズンは浜口炎HCの指揮のもと、開幕ドラフト1巡目で獲得した仙台出身のPG日下光を軸にマーマドゥ・ディオウフ、アンドレ・ラリー、マイケル・ジャクソンら外国籍フォワード陣が得点、リバウンド、出場時間などでチームを牽引した。
 開幕当初はリーグ首位に立ったが徐々に順位を落とし、シーズン中盤にディオウフを怪我で欠いて以降は苦戦が続いた。シーズン後半に元福岡のガード上山博之、元ABA所属フォワードのジミー・ミギンズを獲得。シーズン終盤のプレイオフ出場争いで大分を振り切りシーズン成績18勝22敗で上位4位に入り、プレイオフ進出を決めた。攻守の要マイケル・ジャクソンはシーズンのベスト5に選ばれた。
 プレイオフでは初戦で大阪と対戦し敗退、3位決定戦では東京Aに敗れ初年度を4位の成績で終えた。

2006-07シーズン

プレイオフ争いを最後まで演じたが、2季連続出場はならず。

2007-08シーズン 

チームスローガン:「Take Initiative!」
少数精鋭を打ち出し、ボビー・セントプルーやパトリック・ワーティーらが活躍。日本人選手の底上げも成功し、激戦の東地区を1位で通過する。プレイオフは初戦で東京Aに敗れるも3位決定戦で福岡に勝利。プレイオフ初勝利を挙げた。

2008-09シーズン

シーズンスローガン:「TOUGH MINDED」

フォワード・センターはボビー・セントプルー、クリス・ホルムや途中浜松から加入したジョシュ・ペッパーズを中心とした外国人選手、ガードはキャプテンの日下、アウトサイドのシュートを得意とする高橋憲一、このシーズンにJBL・東芝よりドラフトで加わった志村雄彦を中心に起用。レギュラーシーズンで東地区3位となり、カンファレンスセミファイナルで東京A(東地区2位)と対戦したが2連敗で敗退。

2009-10シーズン 

シーズンスローガン:「TEAM UNITY」

 開幕戦の高松戦をダブルスコア近くの大勝でスタートするも2月13日の琉球戦ではbjリーグの1試合最少得点記録となる48点しか取れずに敗戦。(しかしこの記録は翌日に富山によって更新された)
 レギュラーシーズンの成績はチーム史上最高勝率(.673)を記録して東地区2位となる。カンファレンスセミファイナルはレギュラーシーズンでの対戦成績が5勝1敗と相性の良かった新潟(東地区3位)をホームに迎えて行われたが、第1戦を落とす。翌日の第2戦は勝利したが、続く第3戦で敗れてファイナル4進出はならなかった。

2010-11シーズン 

シーズンスローガン:「ONE TEAM ONE GOAL」

マック・ホプソンや前大分のマイク・ベル等を補強。シーズンでは東地区で2位をキープしていたが、3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生。この地震の影響でチームは以後のシーズンの活動を休止し、リーグが定めた選手救済制度により、ケガで戦列を離れていた高橋を除く日本人選手を他チームにレンタル移籍させることとした。(例:志村→沖縄、日下→京都)

2011-12シーズン

シーズンスローガン:「Go for it together ~ともに前へ~」

 先述のとおり各方面からの支援もありチーム始動がシーズン開始に間に合ったが、創設時から指揮を執っていた浜口HCが退任し、新HCにロバート・ピアスが就任した。
 レギュラーシーズンは東地区6位で終えプレイオフに進出。カンファレンスファーストラウンドは東地区3位の秋田ノーザンハピネッツと敵地で対戦して第1戦に勝利したが、2,3戦目に敗れて敗退。

2012-13シーズン

シーズンスローガン:「Play for SENDAI-MIYAGI ~ともに前へ~」

新たなホームアリーナのひとつとなったゼビオアリーナ完成後初のシーズンとなったがシーズン序盤から勢いに乗れずに下位に低迷。2月23日には成績不振を理由にロバート・ピアスHCが解任され、間橋健生GMがHC代行を兼任する事になった。志村がアシスト王、ティージェイ・カミングスが得点ランキング2位と個人成績は残せたが東地区7位でプレイオフ進出を6年ぶりに逃し、平均観客数も2,000人を切りチーム史上最低となった。

2013-14シーズン 

シーズンスローガン:「Keep Attacking Yellow!」

河内修斗を新たなHCとして迎えた。シーズン終盤までウェンデル・ホワイトが気を吐きプレイオフ進出争いに加わるも、最終盤で失速。東地区8位でシーズンを終え、2季連続でプレイオフ進出を逃した。

2014-15シーズン

シーズンスローガン:「挑-いどむ-」

 クラブ創設10周年。河内HCが続投し志村ら5名の日本人選手とホワイト、ハミルトン両外国人選手が残留。ケジュアン・ジョンソン、レジー・オコーサらが加入した。だが、オコーサがリーグ指定のメディカルチェックを通過できなかったため契約合意に至らず、代わりにディリオン・スニードが入団したが、開幕直前に椎間板ヘルニアを発症し契約解除された。
 開幕戦から3カードは外国人不足の影響を否めず全て1勝1敗の成績だったが、新潟よりエイドリアン・モスを獲得すると、上昇の兆しをみせた。しかし、ハミルトンが怪我の影響により契約を解除。再び勝ち星を伸ばせなくなった。その後ジェラル・デービスが加入し、リーグ戦中盤から終盤にかけて、チーム新記録となる11連勝同ホーム10連勝を達成するなど好調を維持し37勝15敗の最高勝率を更新(.712)、東地区3位という成績で、3季ぶりにプレイオフ進出。ジョンソンが得点王とスティール王の二冠を達成し、さらにベスト5とチーム初のシーズンMVPも受賞した。しかしプレイオフでは6位の青森にホームで連敗しシーズンを終えた。

2015-16シーズン 

シーズンスローガン:「ONE」

 河内体制3年目。前年度主将の金子、高田が退団。主力だった和田が信州に移籍。外国人もホワイトを除き退団した。新戦力は共に仙台高校出身の片岡大晴(前:NBL・北海道)と柳川龍之介(前:NBL・広島)、新潟より坂井耀平が加入。また、高岡大輔が3季ぶりに復帰した。外国人は、2011-12シーズンに岩手に在籍していたジャーマル・ボイキン(ルーベン・ボイキンの実弟)とユタ大学出身のダリン・バチンスキーの2名が加入した。(当初はバチンスキーではなく、2010-11シーズンまで仙台に在籍していたクリス・ホルムの加入が決まっていたが9月に引退を表明し退団)
 開幕直後は、ホワイトとボイキンの両外国人や片岡らの活躍で開幕7連勝マークするなどここ数年では上々のスタートをきった。ところが片岡が腰の故障で1ヶ月近く離脱、志村も試合中の接触で足を負傷するなど苦戦を強いられる状況であった。それでも新加入の坂井が穴を埋め、両外国人の奮闘もあり好調を維持した。11月にはさらなる成績の向上を目指してバチンスキーとの契約を解除し、新たに元福島のテレンス・シャノンを獲得した。
 その後も勝ち星を重ね首位で折り返したが、リーグ後半戦に入ると信州、新潟に連敗し暗雲が垂れ込めた。打開策として3月からシャノンをスタメンに抜擢すると、これが奏功しチームは再び勢いを増した。最終的に前季と同勝敗数同勝率(37勝15敗、.712)、東カンファレンス2位でシーズンを終え、震災から復活して以降最高の成績を記録。また、MVPにはホワイトが選出され、昨年のジョンソンに続いて2年連続でMVPを輩出した。
 プレーオフではシーズン通算で負け越していた信州に連勝。しかしカンファレンスセミファイナルでは、ホワイトの怪我が影響し秋田に2連敗。有明に進めずbjリーグ最後のシーズンを終えた。

B.LEAGUE

2016-17シーズン(B1 東地区)

チームスローガン:「BE THE YELLOW」

 B.LEAGUEが発足し、B1東地区の所属が決定。過去3季HCを務めた河内修斗が三遠のアソシエイトコーチ就任に伴い退団。後任で間橋健生GMが兼任した。
 選手は田中、坂井、高岡(この年より仙台のHCに就任)以外は残留。日本人は、前三菱電機(現名古屋D)の坂本ジェイと熊谷宜之、香川から楯昌宗、石川海斗(2015-16シーズンは岩手在籍。2016-17シーズンに契約締結した香川からのレンタル移籍)が加入。外国籍はNBL・熊本でセンターを務めたチリジ・ネパウエ、米ボナベンチャー大卒のルーキー、ディオン・ライトが加入した。しかし他のチームと比較し、低身長かつタレント不在のチーム編成が今後の戦いに響くことになる。
 千葉との開幕戦を落としたものの2戦目を粘り勝ち、ホームでの北海道戦では連勝。幸先の良いスタートだった。ところが、昨季NBLベスト4の栃木やA東京に力の差を見せつけられてしまい4連敗。特に10月8日の栃木戦GAME1は前半を17得点に抑えられチーム最大の屈辱となった。東地区唯一の旧bjリーグ所属の秋田には連勝したものの、30日の北海道戦勝利後、12月17日の横浜戦に勝利するまでチームワーストの12連敗を記録する。
 その間、チームにフィットしなかったライトを契約解除し、昨季で退団したホワイトを呼び戻した。また、リーグ中断期間に開催された1月の全日本総合バスケットボール選手権ではベスト8入りし上昇するかに見えた。しかし旧bjリーグ所属勢との対戦が多かった年明けから3月中旬までの戦いを負け越してしまう。背景として、坂本が怪我で離脱しインサイドがかなり手薄になる事態が発生。さらに間橋HCと選手との間に溝ができ、チームとして建て直しが困難に陥ってしまった(河北新報より抜粋)。
 2月末までに外国籍のグレッグ・マンガーノ、東海大九州の谷里京哉の2名を獲得したが、根本的な打開策とはいかず4月8日のA東京戦敗戦後は全体最下位に沈み、一度も浮上することなくそのままレギュラーシーズンを終えた。また、最終節の栃木戦GAME1勝利まで2度目の二桁連敗となる10連敗を記録した。
 B1残留プレーオフでは総合15位の富山とアウェイで対戦したが2連敗しB1での戦いを1季で終えることになった。
 間橋HCは兼任のGM職を含み辞任。選手も日本人得点トップの片岡や4季在籍した佐藤と菊地、今季加入の楯と熊谷、外国籍3人の計8名がチームを去ることになった。

2017-18シーズン(B2 東地区)

チームスローガン:「JUMP UP!」

 石川、志村、柳川、谷里、坂本の5選手が残留(ただし坂本は腰のコンディション不良で前年に続き故障者リスト入り)。1年での昇格に向け、HCにWJBL・トヨタ自動車元HCの後藤敏博が就任。新加入選手には、富山から嶋田基志、東京EXから泉秀岳、鹿児島から藤田浩司、香川から溝口秀人が加入。外国籍は三遠よりオルー・アシャオル、愛媛よりクレイグ・ウィリアムス、ポルトガルのクラブよりアンジェロ・チョルを獲得しシーズンを迎えた。
 序盤、初白星を開幕3戦目で挙げるなどB2でもなかなか勝利をつかめない状況に陥ってしまう。後藤HCは当初のディフェンス重視から早い展開のオフェンス重視のバスケに変更、軌道に乗った矢先にアシャオルが膝蓋骨折の重傷を負って故障者リスト入りし(後に契約解除)、急遽坂本の復活(しかし2試合出場のみで再び登録抹消)及び短期契約で元山形のロターナ・ウォーボを獲得するが、勢いは止まってしまった。
 年明け、後藤HCと坂本の契約解除を発表。新指揮官にACの高岡大輔が就任(緊急事態であったが、選手OBからのHC就任はチーム初である)。新外国人に元群馬のマーカス・クザンを補強し、2月には日本大学から新号健、特別指定で共に明成高校出身の白戸大聖(東海大学)と宮本滉希(明治大学)を獲得した。
 高岡HCはディフェンス重視のバスケを目指したが、ターンオーバーや失点数の増加のみならずアタッカー不足による得点力不足により就任から7連敗を喫する。2月10日の愛媛戦で就任後初勝利を挙げるが以降目立った躍進は無く、3月25日のFE名古屋戦での敗戦をもってB1昇格の可能性が消滅。最終的に東地区4位に終わった。
 シーズン終了後高岡HCは退任。谷里と外国籍3選手が退団し石川が信州へ、柳川が金沢へ、嶋田が群馬へ、藤田が愛媛へ、溝口が北海道へそれぞれ移籍した。そして10年間近く在籍した志村が引退を表明した。(詳細は後述)
【新体制移行】
シーズン中の4月5日、来期よりチームの経営権がスポンサーを務めるサプリメントの製造・販売を行うボディプラスインターナショナル社に譲渡されることが明らかになった。翌6日、代表の中村が会見を開いて経緯を説明。理由として「今季業績が赤字になる見込みで経営基盤の弱体化と資金不足により、人件費が確保出来なくなる危機を回避するため」と挙げた。なお中村は代表を辞任し、所有株をボディプラス社に全て譲渡する。新体制はボディプラス社のデービット・ホルトンCEO(最高責任者)がオーナー、社長には、楽天野球団コンテンツ部社員の渡辺太郎が就任。(渡辺はかつて仙台市立仙台高等学校バスケットボール部で主将を務めており、志村雄彦の3学年先輩に当たる)同日、10年間在籍している志村が今季限りでの現役引退を発表した。理由として先輩であり親交のある渡辺の誘いが決め手だと述べた。シーズン終了後、取締役とGMの就任が発表された。また、元東北楽天ゴールデンイーグルスGMのマーティー・キーナートがGM補佐に就任した。

2018-2019シーズン(B2 東地区)

シーズンスローガン:「GRIND」

 新運営陣による船出も、限られたクラブ予算の中で、新HCに前大阪HCの桶谷大が就任。選手は泉、新号、白戸、宮本が残留。新加入として金沢より月野雅人、大阪より澤邉圭太と安部潤、B3降格の岩手より菅澤紀行が、外国籍選手は北海道よりダニエル・ミラー、前シーズンをGリーグでプレーしたタイラー・ハリスが加入。開幕後には前・名古屋Dのジェロウム・ティルマン、秋田からレンタルにて俊野達彦を加えた。
 開幕前のアーリーカップでは秋田との接戦を制し優勝、クラブ初タイトルを手にし弾みをつけて開幕6節を11戦8勝3敗と、概ね4勝1敗ペースで勝ち星を重ねていく。ところが各地区上位との対戦が多く組まれた2018年12月から2019年1月の9節16戦を8勝8敗の五分の星(熊本と島根に連敗、茨城と広島に1勝1敗)と勝ち星が伸び悩み始め、さらに2月のアウェイ青森戦、3月のアウェイ奈良戦と下位に沈むクラブに痛恨の連敗を喫する。また、その状況に追い打ちをかけるように新号と俊野が2月に相次いで大怪我を負い戦線を離脱してしまう。(新号は4月13日のアウェイ山形戦で復帰)
 しかしPG代役の白戸の成長やチームディフェンスの復調、さらに主将月野をはじめ選手たちが再奮起して3月9日のホーム福島戦からBリーグ参入後最高記録の11連勝をマークしB2プレーオフ出場に望みを繋ぐも、天王山となった4月13日のアウェイ群馬戦に敗れてプレイオフ出場を逃してしまう。
 「新体制1年目でのB1昇格」という目標こそ叶わなかったものの、最終節のホーム青森戦連勝でBリーグ参入後最高記録のホーム8連勝最高成績(40勝20敗、勝率.667)を飾り、ホームゲームのシーズン観客動員数が合計で77,019人、平均2,567人とB2クラブでは最多と数々の好記録を残すシーズンとなった。
 シーズン終了をもって俊野が愛媛、宮本が青森、安部が島根、菅澤が富山にそれぞれ移籍した。

2019-2020シーズン(B2 東地区) 

シーズンスローガン:「GRIND」

 桶谷体制2季目、クラブ創設15周年に満を持してホームアリーナをゼビオアリーナ仙台に定めて臨むシーズン。主将月野をはじめミラー、ティルマン含む主力の7選手が残留。新戦力としては京都から片岡大晴が3季ぶりに2年契約で復帰。青森から臼井弘樹、琉球から金城茂之が加入し、前季は練習生登録であった阿部翔太(石巻市出身、立教大卒。3X3・SENDAI AIR JOKER.EXEで選手活動)が開幕前に、同じく8月の球団トライアウトを経て練習生登録であった金城知紗が11月に正規契約に至り加入(ただし2020年2月末までの有期契約、同3月からは練習生に戻る)、1月には前季福岡に所属していたエリック・ジェイコブセンを補強した。また、2020年2月には特別指定選手として明治大学3年の渡辺翔太を加えた。
 シーズン開始前、練習中に澤邉が右手を骨折、B1川崎との練習試合で月野が頭部に受傷し戦列を離れてしまい、2年連続でホーム・ゼビオアリーナ仙台開催となったアーリーカップは3位、リーグ開幕節・群馬戦を2つとも落としてのスタートとなった。澤邉は10月に復帰も、入れ替わりで新加入の金城(茂)が右膝を痛めてしまい苦しいロスター事情が続いて福島や東京Zにホームで取りこぼし、群馬には12月上旬で早々にシーズン負け越しが決定してしまう。しかし以降は前季と異なり他地区上位陣をはじめ同カード連敗を喫することがなく、特に12月中旬から2月中旬の10節19戦を2度の9連勝含むなど白星を重ね、この間に月野が戦列に復帰して以降特に安定感を増した。一方で後述の中断期間中に新号が椎間板ヘルニアを悪化させ手術、戦線を離脱してしまう。
 しかし新型コロナウイルス感染症流行による2月下旬~3月上旬と3月中旬以降のリーグ戦中断を経て、3月27日のチェアマン発表によりポストシーズン含む以降全てのリーグ戦が中止に陥った。その結果、35勝12敗の東地区優勝・リーグ全体3位でシーズンを終えることとなりB1昇格へ望みをつないだが、4月26日に開催されたBリーグライセンス会議の結果、リーグ1・2位の信州と広島の昇格が決まり昇格を逃した。
 なお、ホームゲームのシーズン観客動員数平均2,448人は2季連続でB2最多であった。
 シーズン終了をもって阿部が退団(3X3で現役続行)した他、中村旧運営陣時代から3季にわたり在籍していた泉がB3さいたま、新号が山形、白戸が福岡へ、外国籍選手はティルマンがFE名古屋へそれぞれ移籍した。

2020-2021シーズン(B2 東地区) 

シーズンスローガン:「Grind!」

 桶谷体制3季目。月野・澤邉・金城・臼井・片岡・ミラー・ジェイコブセンの7選手と特別指定の渡辺が残留し新戦力として日本籍は年代別日本代表に選出経験を持つA東京の笹倉怜寿と琉球から寒竹隼人をレンタルで、川崎から鎌田裕也と香川から矢代雪次郎が移籍にてそれぞれ加入し、外国籍は富山からジョシュ・ペッパーズが10季ぶりに加入した。
 レギュラーシーズンは開幕5連勝を挙げスタートダッシュに成功も、熊本戦Game2でペッパーズが負傷離脱し(のち契約解除)接戦を落として以降、チームスタイルである「堅守からのトランジションバスケ」がうまく機能する・しない次第で勝敗が安定せず徐々に調子を落としていく。
 ペッパーズを補うべく短期契約でジャマール・ソープを獲得したがフィットするには至らず、さらに笹倉・月野・片岡が相次いで故障(笹倉と片岡は半月程で復帰)し、状況打破と得点力向上を図るためにかつて福島でbjリーグ得点王とベスト5に輝いた経歴を持つルブライアン・ナッシュの補強に成功する。
 しかし後半戦も前季のような大きな連勝を積み重ねられないまま(最大で5連勝)強固な守備にも綻びが生じて80失点以上を喫する試合が徐々に増え始め、2月上旬には桶谷HC以下コーチ陣が相次いで新型コロナウイルスに感染し逆境が続いた。
 そのような中でも月野が3月に復帰し、群馬のリーグ記録となる大型連勝をホームで二度ストップや片岡のキャリア4,000得点達成、リーグ参入後初のプレーオフ進出をワイルドカード上位(総合7位に相当)で決めるなど見せ場を作ったが、最終盤でナッシュがアキレス腱断裂の重傷・帰国(そのまま6月30日付で退団)や笹倉が再び足の故障とプレーオフに向け上昇の機運を作り出せず、B2最少失点(平均75.4)こそマークしたものの35勝24敗(アウェイ越谷戦1試合が振替日程を組めず消滅)と勝率6割すら届かず、桶谷体制下となって最も厳しい結果でレギュラーシーズンを終えた。
 プレーオフは準々決勝で西地区1位の西宮とアウェイで対戦、故障から復帰の笹倉とシーズンを通して著しく成長を遂げた渡辺の活躍で粘り強く戦い逆転での2連勝を挙げB1復帰に弾みをつけて準決勝へ駒を進める。しかし、東地区2位の茨城とのアウェイ戦に2連敗して屈し目の前でB1昇格を果たされる屈辱を味わった。3位決定戦のアウェイ越谷戦も初戦こそ守備がはまり片岡の爆発で勝利したものの、Game2・Game3とターンオーバーを重ねて自滅・連敗し、シーズン4位で終わった。
 なお、コロナ禍にあっても熱心なブースターに支えられホームゲームのシーズン観客動員数平均1,059人を記録、唯一の4桁動員で3季連続B2最多であった。
 シーズン終了をもって桶谷HCが退任、ジェイコブセンがB1昇格を果たした茨城に引き抜かれ、ミラー・矢代・鎌田・笹倉・臼井の5名がそれぞれ前所属のクラブに戻る形で去った。また、新体制下でクラブを建て直し社長→副会長としてコート外で辣腕を振るってきた渡辺太郎も退任した。

2021-2022シーズン(B2 東地区)

シーズンスローガン:「Ascend」

 新たなHCに、前季まで琉球を指揮していた藤田弘輝が就任。また、前季をもって現役を引退した金城がAC兼スキルコーチとして就任した。
 日本人選手は月野・澤邉・渡辺・片岡の4名が残り寒竹は完全移籍で加入。また、島根から神里和、広島から荒尾岳(完全移籍)と田中成也(レンタル移籍)の2名を獲得。外国籍選手は名古屋Dからジャスティン・バーレル、トルコのクラブからデビン・オリバー、イスラエルのクラブからジェロウム・メインセの3名を加え、シーズン開幕以降の11月には通訳兼練習生であった喜久山アレックスと有期の本契約を結んだ(~2022年3月)他、12月には特別指定で岡田泰希(加入時、明星大学在学)と寺澤大夢(加入時、専修大学在学)をさらに加え最大14名の戦力でシーズンに臨んだ。
 レギュラーシーズンは開幕初戦を落とすもその後6連勝。途中負傷で田中、特に澤邉と渡辺が長期離脱するが同カード連敗はアウェイ福島戦のみで小刻みに連勝し、岡田の即戦力級の活躍や渡辺の代役を全うした神里の著しい成長もあって踏みとどまり前半戦は20勝10敗で折り返す。
 後半戦はアウェイFE名古屋戦を連敗、その後の白石での山形戦を連勝と五分の星で進んでいた2月にコロナ禍で苦しめられ、規定ロスターギリギリで臨む試合や試合の延期・中止により間隔が開く事態に見舞われた。(最終的に7試合が消滅)しかし岡田・寺澤両特別指定選手の若い力や神里・寒竹・片岡の踏ん張り、外国籍3選手の安定した力の発揮、尻上がりに調子を上げた月野の活躍、そして藤田HCの標榜する「インテンシティ高いバスケ」が試合を追うごとに浸透・成熟していくことで勝利を重ね、以降敗戦は対西宮の3敗のみ、終盤は熾烈な東地区2位・3位争いをしていた福島に連勝を挙げ突き放すなど8連勝して東地区2位を確保し2年連続のプレーオフ進出を手中に収め、後半戦18勝5敗の通算38勝15敗(勝率.717)かつリーグ2位の平均失点の低さ(70.3失点)の堅守ぶりでレギュラーシーズンを終える。
 プレーオフはクォーターファイナルのホーム福島戦、セミファイナルのアウェイ香川戦共にGame3までもつれる大激戦となったが、持ち前の堅守を発揮してファイナルに進出し6季ぶりのB1復帰を果たした。シーズンを通して圧倒的な強さで首位に君臨したFE名古屋とのアウェイ戦のファイナルもGame3までもつれたが、及ばずB2準優勝でシーズンを終えた。
 なお、続くコロナ禍にあっても熱心なブースターに支えられホームゲームのシーズン観客動員数は平均1,538人の4桁動員で4季連続B2最多となった。
 シーズン終了をもって4季にわたり主将としてチームを牽引してきた月野が古巣である岩手へ、荒尾も古巣の千葉Jへ、オリバーが横浜へ、神里が熊本へ、メインセが前所属のイスラエルのクラブへそれぞれ移籍した他、新体制発足以降代表取締役会長としてクラブの再興に尽力したデービット・ホルトンも退任した。

2022-2023シーズン(B1 東地区)

チームスローガン:「Grind!」

 藤田体制2季目。澤邉・寒竹・渡辺・バーレル・田中・片岡の6名が残り特別指定の岡田・寺澤とは本契約を締結(ただし寺澤は2023年3月からシーズン終了まで山形へレンタル移籍)。新加入として名古屋Dから小林遥太、京都から加藤寿一、琉球から帰化枠の小寺ハミルトンゲイリーの3名を獲得。外国籍選手はトルコのクラブからネイサン・ブースと韓国KBL・蔚山からラショーン・トーマスの2名、12月には特別指定で渡部琉(在籍時、中央大学在学中)、1月には広島から完全移籍で青木保憲と有期契約で前B3横浜エクセレンスのベイリー・スティールを加えた(後述)最大16名の戦力で、主将にバーレル、オフコートキャプテンに渡辺を据えてB1へ再挑戦した。
 開幕2節で京都・三河と五分の星でスタートし名門の川崎や渋谷に土をつけるも、カテゴリーが上がったことによる対戦相手の個のスキル・チームの組織力の差は如何ともし難く接戦を我慢しきれず敗戦が込む。加えて怪我人が続出し完全な形でのロスター編成が揃わない戦いを強いられ、12月には主力である渡辺とトーマスが相次いで骨折しインジュアリーリスト入りの長期離脱を余儀なくされた。青木とスティールはそうした事情のもとでの緊急補強であった。リーグ前半戦は同カード連勝を挙げられることなく、これまで得意としてきたホームでもわずか3勝にとどまり8勝22敗と苦しい形で折り返した。
 リーグ後半戦は青木の加入並びに即戦力級の躍動や小林の奮闘、澤邉の復調、3月半ばからトーマスの戦列復帰、そして藤田HCの戦術がチームに浸透したことで戦う集団として醸成されて、残留争いの相手であった滋賀や古豪の三遠、B2在籍時辛酸を舐めさせられ続けたFE名古屋に同カード連勝、首位・千葉Jのリーグ連勝記録を"24"で止めるなど前半戦より多い勝利数(11勝)を挙げ5試合を残し初のB1残留を決めた。一方で下記成績表のとおり対東地区の7クラブには大きく負け越し、特に4~5月に集中した対東地区8節13戦はわずか2勝に留まり19勝41敗の24クラブ中21位でシーズンを終えた。
 観客動員数は、続くコロナ禍の中でもリーグが座席収容100%・声出し応援一部解禁からの全面解禁へと段階的に舵を切ったことやゼビオ24試合・カメイ6試合開催が奏功したこと、トップカテゴリーへの復帰も好材料となったことで増加・安定化し、このシーズンでクラブ史上初の単年で入場者数10万人突破(101,235人)を成し遂げた。
 シーズン終了をもって2季主将としてチームを力強く牽引したバーレルが滋賀へ、寒竹と加藤が福岡へ、田中が新潟へ、小寺が越谷へそれぞれ移籍した他、山形へレンタル移籍していた寺澤と選手・コーチと4季にわたり在籍した金城が退団した。

2023-2024シーズン(B1 東地区)

チームスローガン:「Grind!」

 藤田体制3季目。小林・岡田・澤邉・青木・渡辺・トーマス・ブース・片岡の8名が残り特別指定の渡部とは本契約を締結。新加入として島根よりディフェンスに定評ある阿部諒、宇都宮より韓国の世代別代表に名を連ねてきたアジア枠のヤン・ジェミン、スペインリーグのレアル・ベティスより現役ウクライナ代表のヴォーディミル・ゲルンの3名を加え、開幕後にトーマス負傷による(後述)デボーン・ワシントン並びにエリック・マーフィーのそれぞれ有期契約とクラブ初の「ユース育成特別枠」にて仙台U18の阿部真冴橙を加えた最大14名の戦力で青木を主将に、オフコートキャプテンに前季から引き続いて渡辺を据えて通算3季目のB1に挑む。
 レギュラーシーズン開幕前恒例の東北カップで2度目の優勝を勝ち取っての開幕を迎えたがA東京・大阪に連敗。第3節アウェイでの千葉J戦Game1で初勝利し、4節ホーム群馬戦・5節アウェイ信州戦・6節ホーム横浜戦Game1までB1参入初の4連勝を挙げた。しかし千葉J戦で澤邉が左足を(12月末に復帰)、群馬戦でトーマスが右太腿裏肉離れのケガをそれぞれ負いトーマスは前季に続いて11月7日~2月6日までインジュアリーリスト入りの長期離脱となった。先述のワシントンとマーフィーはそうした事情のもとでの緊急補強であった。以降は岡田の戦線離脱(12月中旬より、症状・全治の発表は2月)や小林の体調不良、渡辺の3季連続のケガ(1月初旬に復帰)などロスターが揃わない中で古豪の渋谷や三河、昇格組の佐賀に2連敗を喫す一方、前年王者・琉球にブザービーターで劇的勝利を挙げるなど阿部諒・ブース・ゲルンを中心に奮闘して勝ちを拾い、12勝16敗(.428)と前季同時期を上回る勝率でオールスターブレイクを迎えた。


仙台エイティナイナーズ(せんだいエイティナイナーズ)は、日本のプロバスケットボールチーム。ホームタウンは宮城県仙台市。B.LEAGUE所属。略称は仙台89ERS(仙台エイティナイナーズ)。

1994年(平成6年)に創部。1995年(平成7年)に日本バスケットボールリーグ(JBL)に初昇格。2005年(平成17年)にbjリーグに参戦。2016年(平成28年)にB.LEAGUEに参入。

チーム名は、仙台市の市外局番「022(にいに)」に由来している。また、チームカラーは、仙台の自然とおもてなしを表現する「青」と「緑」。

仙台エイティナイナーズは、B.LEAGUE参入以来、常に上位を争う強豪チームとして活躍している。2018-19シーズンには、B.LEAGUE初優勝を果たした。

仙台エイティナイナーズは、地元仙台市のファンから熱い声援を受けており、チームは「東北の雄」として親しまれている。